【アメリカ5回目】ラスベガス・サンフランシスコ
最初で最後の仕事での研修旅行。
至れり尽くせりの行き先は、またもやあの街が含まれていた。
旅行会社に勤めて4年目。ついに研修旅行に参加する機会がきた。僕らの時にはあまり研修旅行がなく、一つ下の代から増え始めた。いつか順番が回ってくるかと思っていたが、ステップアップしてしまったことと、渡航歴が比較的あったことから、機会はなかなか回ってこなかった。そんなある日、異動が決まった。そして入社時から上司だった人も異動になった。めちゃめちゃ厳しい人だったけど、最後に「よく頑張った。報告書もいらないから楽しんでこい。」とこの研修を入れてくれた。行き先はラスベガスと、なんとサンフランシスコ。これで初海外、世界一周最初の街に続いて3回目だ。人生の区切りにこの街が登場する。縁ってやつを感じざるを得ない。
始まったその研修の目的は、新規就航路線の体験と現地のホテルを知ること。
飛行機はなんとビジネスクラス。初めて乗った。最高だった。
でも深夜便だったからすぐ寝てしまって、あっという間だった。
あんなに飛行機で深く寝たのは初めてだ。
乗り継ぎのサンフランシスコで既に懐かしさとワクワクで心が踊っていた。
ラスベガスは砂漠の景色の中に突然街が現れる。イメージした通りの街並みで、ギャンブルは普段一切やらないし、ギラギラした感じは苦手だけど、それでも楽しさを感じた。人が作り上げた、人のための街は、派手さとは裏腹に巧妙に組み上がっていた。いつの間にか欲望をかき立てられる。実際に、5分で7万円が消えた…。
サンフランシスコはもう慣れたものだったけど、やっぱり気持ちよかったなぁ。ゴールデンゲートブリッジも初めて自転車で渡れたし、ケーブルカーも健在だったし。ただ、最後に自転車屋さんが閉まってて、自転車返したいけど明日は午前に日本へ向けてのフライトだし、かつ何人かはパスポートもその店に預けちゃってて。そんなどうしようもない時に、久しぶりに英語と危機管理脳をフル活用した。おー、まだいけるもんだ。嬉しかったし、自分に還っている感覚だった。
たった6日間だったけど、
旅も、形態が違うと、見えるものが違うのだと実感させてくれる時間だった。
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