【3カ国目】ボリビア
アンデスの山々に囲まれている国、ボリビア。
そこにはカラフルな人々と、白銀の湖があった。
<ウユニ塩湖>
「ドクン、ドクン」
すげぇ、心臓の音しか聞こえねぇ。
…でも、なんか怖え。
自分が生きているということを、自分だけしか知らない。
誰も知らない。誰もいない。
感覚だけが異様に研ぎ澄まされていく。
世界最大の塩湖、ウユニ塩湖の真ん中にある塩でできたホテルに泊まった。ホテルと言っても電気は無いし、水道も無い。トイレはウンチがこんもりだし、寒いし、しかも客は僕一人だけで24時間過ごすハメになるし…。まあ、絶景一人占めだったけどさ。
とにかく暇だった。遠くまで歩いて行ったり、ギター弾いたり、見学で訪れる人と話したらスタッフだと思われたり…。夜はそこにいるおばちゃんがご飯作ってくれた。塩湖でのメシなのに、なぜか塩味は効いていなかったけど笑。
このおばちゃんは地元の人で「こんな美しい所に住めるなんて良いなぁ」って最初は思ったけど、僕はもっと広い世界を、もっと多くのことを体験できていて、それはずっとずっと幸せなことで、めちゃめちゃラッキーなことなんだと気づいた。
たまたま日本に生まれ、たまたまあの家族に生まれ、たまたまあの友達に出会えたからこうして世界を巡ることができている。ここに生まれていたら、世界を巡るなんて一生思いつきもしなかったかもしれないんだ。
ただ「生活」するのではなく、
目標を持って「生きる」ことができる幸せ。そんな事を想う。
幸せに優劣を付けることはできないかもしれないけど、
日本人ということだけで、少なくとも不幸ではないみたいだ。
星って点滅しているように見えるんだ。
生きているようにも、笑っているようにも、
演奏しているようにも見える。
なんていうか星と会話するみたいな感じ?
…あれ?なに言ってんだろう笑?
それに、満天の星空の下にいると
地球が宇宙の中心だって昔考えられていた理由が分かる。
こりゃあ絶対中心だと思う。
実はいまおれ、地球は宇宙の中心だって思っています。
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