【14カ国目】トルコ
文明の交差路、トルコ。
東と西が、アジアとヨーロッパが混じり合うこの国は、どこもかしこもエキゾチック。
イスタンブール。
「エキゾティック」この言葉がぴったりの街。東洋と西洋が出会う街。
文化、宗教、人種、多様なものが混ざり合っているのに、多様なまま存在している。
なんかかっけぇぜ。
久しぶりのアラブ系の客引きと茶のもてなし。そしてあのイスラム放送。
でもこんな風にイージーに地元の人と話せるのが好きみたいだ。
もちろん、たまにめんどくさいけどね笑。
毎日こうして自分の気に入った街が、
夕日に染まるのを眺めることができるのは、きっと幸せなことだ。
イスタンブールではなぜかどこへ行っても小学生の社会科見学的なものに出会った。
大体おれを見つけるとそのクラスのヤンチャ組のやつらがまず寄ってきて、「How are you?」とか知っている限りの英語を使って話しかけてくる。教わったことをすぐに実践するなんてすばらしいぜ。んで、名前聞いたり、現地語で話したり、写真撮ったり…。そうだよな、わけわかんねぇ建物見るより、珍しい人間と話す方が面白いよな。おれもそう思うぜ!
ワーってなっちゃうと先生が来て「コラッ!」って怒ってる笑。どこでも同じだ。でも何人かはまだチラチラ見てきたり、手を振ってきたり…。んでまた怒られてる笑。元ヤンチャ組出身としてはなんだか応援したくなる光景だった。
にしても、これだけ課外授業があるっていうことは良いことだと思う。写真や教科書だけじゃなくて実際に見てみようって精神、おれは好きだなぁ。てか、教育って本来こういうもんだよな。
帰りに子供たちの前をサングラスして、ストールカッコつけて巻いて「よっ!」って通ったら「オオー!」だって笑。かわいいやつらだったぜ。
イスラム教の人(ムスリム)と話している時に「ケントは何教なの?」ってきかれて「No religion(無宗教)」と答えたことがあった。相手はこの世がひっくり返ったような顔で聞いてきた「Why?」って。彼らにとって宗教と生活を切り離すなんて考えられないことなんだと実感した。
この感覚だけは実際にイスラム教に(ほかの宗教でも)なってみないとわからないみたいだ。さまざまな宗教に触れる機会があり、考えることが多かったが、結局おれの結論としては「わからない」ということだったから。
ちなみにムスリムの人が結婚できるのはムスリムかクリスチャンだけなんだって。ブッディストはだめ。だから日本人が結婚するときはクリスチャンってことにすることが多いんだってさ。まぁ、日本でもいまの結婚式は教会が主流だしね。
にしても宗教に対するこの執着の無さ、さすが日本人だな笑。
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