【25か国目】キューバ
太陽のように明るい国、キューバ。
街角では音楽が絶えず流れ、当たり前のように踊る人々。「人生とは、踊ることさ。」
久しぶりにひとり旅で少し遠い場所へ。
ずっと行きたいと思っていたキューバ。世界一周の時もフライトの関係で行きにくくて断念した場所だ。アメリカと国交を断絶していて(2015年7月20日国交正常化)、50年以上アメリカ文化が入ってきていない。そしてこの50年は、アメリカが世界の盟主になった期間でもある。逆にいえば、アメリカナイズされていない数少ない国。どんな光景が広がっているのか、ワクワクしながら降り立った空港は、期待通りの異国感だった。この危機察知センサーがマックスに働いている感じ、久々かつ、たまらない。
空港、質素。でも人々、パワフル。
トイレ、質素。でも音楽、パワフル。
お店、質素。でもモヒート、パワフル。
人が楽しく生きていくのに必要なものが何かを、国民全員が知っているようだった。
現代の「豊かさ」でいえば日本の方が豊かなのだろうけど、陽気な音楽と照りつける太陽の下、カラフルなハバナの街を歩いていると自然と笑みがこぼれる。そしてそれを隠さなくていい。東京ではニヤニヤして歩いていたら怖いが、ここでは皆ニコニコしてゆったりと歩いている。
アメリカ資本主義の閉塞感が世界に見られるようになった今、キューバは僕らが忘れてしまった、いや、忘れたふりをしていたものを、笑いながら教えてくれた。
やっぱり、革命家ってかっこいい。
「明日死ぬとしたら、生き方が変わるのか?」
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なのか。」
過去でも未来でもなく、「今」を生きている人は強烈に輝いている。
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